久しぶりに、住んでいた頃の話です。
今回は家の探し方の話。
日本では親元を離れる時、独身なら一人暮らしが一般的だと思います。
現に私も東京に出た頃はアパートを借り、一人暮らしをしていました。
しかしバルセロナでは一人暮らしの部屋はなかなか見つかりません。需要も少なかったのか、ルームシェアが基本でした。
一人暮らしの部屋は家賃も高めでしたので。
私は二年半の間に2回引越しをしたので、三軒のルームシェアをしてきました。
住んでた人たちの国籍も様々でしたが、今日は部屋の探し方の話。
日本では引越しをしよう!とか部屋を借りたいとなれば不動産屋に行って紹介してもらうのが殆どだと思います。ネットで検索できるものの、実際の契約や内見をするにも不動産屋を通して。
ですが、バルセロナではまずネットの部屋探しのサイトで検索をかけます。
そこで出てきた物件の情報に家賃、場所や条件、今住んでいる人たちの情報が書いてあり、
気になれば内見したいと自らそこに書いてある住んでいる人たちの電話番号やメールを使って連絡します。
家を探す人と、既にそこに住んでルームシェアのメンバーを探すものの直接のやり取りが出来るようになっています。
あとは内見させてもらってお互い良ければ入居。ルームシェアのメンバーになるという流れです。
その物件によって総額家賃が決まっており、それをみんなでシェアして支払います。広い部屋、日当たりの良い部屋は高めの家賃、そうで無い部屋は安めです。2人で住んでるところもあれば、多いところは6、7人なんて家も。お風呂やトイレがふたつずつあったりします。
基本的には家具家電付きなので自分の荷物だけで部屋を探せるのでそこは利点だと思います。
新しいものや自分の気にいる物とはかぎらないですが。
日本とは違う部屋探しの実情。
仲介手数料や礼金、更新料という概念が無いのは魅力的です。ちなみに敷金はありますが、名前は保証金という感じで、退出時は基本的に全額返ってくるんですよ。
言葉が分からなかった頃は部屋探しは大変でした。友人に手伝ってもらったりしながら探して、大変だったけどそれも楽しかった。
次回はルームシェアの人々の話、書いてみます。